[THE OTHER NEWEST ONE vol.0 -attack of the killer panda-] @O-EAST

私立恵比寿中学 / Deerhoof

DJ: 田名網敬一


昨年末以来のDeerhoof日本公演。今回はアイドルグループとの共演という珍しい組み合わせ。企画したcontraredeの人は「共演者発表と同時にSOLD OUTの可能性激高し!! DEERHOOFファンの皆様ホントにお気をつけください」と言っててひやひやしてたけども、結局は少し当日券が出たらしい。開演時間ギリギリに行ったらすでに会場は満員。

幕間のDJは田名網さんということでしたが、DJブースには蝋人形が設置されているのみ。どっかで生でDJやってたのか、あらかじめ用意した音源をかけていたのかは不明でした。

ちなみに、この日のライブの模様はDOMMUNEで生中継されておりました。

[私立恵比寿中学]

ライブはエビ中から。スターダストプロモーション所属の9人組アイドルユニット(この日は1人欠席で8人編成)。同じ事務所のももクロの妹分という位置づけらしい。ライブ前に持っていた予備知識はここまでで、あとはライブ2日前にDOMMUNEで配信されたDeerhoof特集に出ていたエビ中メンバー(瑞季、鈴木裕乃)を見たことがあったくらい。

僕は完全にDeerhoof目当てで来てるので、アイドルを見せられてもなーというのが正直な気持ちでしたが、まあ普段見れないものだしいいかーとフロア最後列でのんびり見てました。フロア前方でサイリウムを振る人の人数からして、今日の客の大半はエビ中目当てだったのかなあ。一方で、エビ中のライブ中はバーカウンターにたまってDeerhoof開始を待ってる人も多かったように見えました。あんまりファン層のかぶらないユニットが共演して、それぞれのファンが来ていたというだけで、Twitter等で散見された「世界観の融合」とかそういう感じはしなかった。

まあでも、”大人はわかってくれない”とか”えびぞりダイアモンド”あたりはいい曲だなーと思ったし、MCで「Wikipediaで調べてきた」というDeerhoof情報を読み上げるのとかも面白かったし、それなりに楽しめました。顔が判別できるのがDOMMUNE出てた子の片割れ(鈴木裕乃)しかいなくてその子中心に見てたんですが、この子遠目で見る分には一番かわいいけど歌もダンスもいまいちやる気ないなーと思ったりしました。ライブは1時間とけっこうたっぷりやっていたので途中でちょっと飽きてトイレ行ったりしてしまいましたが、あとで家に帰ってからエビ中の動画をYouTubeで探したりしてて、実は軽くファンになっているかもしれない。

映画「モテキ」の中に、「弱ってるときに聴くアイドルソングは麻薬」という台詞があったけど、この日のエビ中を見て、仕事に疲れたリーマンのおっさんとかがこういうライブ見て元気になってまた仕事がんばろう、とか思うのはちょっとわかるなーと思た。若さでキラキラしたステージでした。

以下、ネットで拾ったセットリスト。

  1. 売れたいエモーション!
  2. Go!Go!Here We Go!ロック・リー
  3. エビ中一週間
  4. ほぼブラジル
  5. 新・青春そのもの
  6. どしゃぶりリグレット
  7. 大人はわかってくれない
  8. スターダストライト
  9. えびぞりダイアモンド!!
  10. 仮契約のシンデレラ

[Deerhoof]

続いてお待ちかねDeerhoof。去年はフジロックも行かず、12月の来日も急用で行けなかったので、ライブを見るのは2010年3月のOGRE YOU ASSHOLEとの2マン以来。エビ中ファンが後ろに下がった隙を狙ってスススと前方に移動し、ドラムのグレッグ正面の5列目あたりまで入り込むことに成功しました。始まる前からすでにかなりテンション上がってた。

ライブは”The Runners Four”収録の”Wrong Time Capsule”からスタート。中盤はサトミさんが手ぶらになり、ギターのジョンがベースを弾いてました。9月に新しいアルバム”Breakup Songs”が出たばかりなのに、そこに入ってない曲ばかりやっていたので、「今日は別に新譜の曲をいっぱいやるわけではないのかなー」と思ってたのですが、新曲は中盤に立て続けに演奏してました。ゆるめの曲が続いた後にテンポが速くダンス色の強い”We Do Parties”が来たときはかなり盛り上がった。後半は定番曲を続けてやった後、新譜の1曲目”Breakup Songs”で締め。アンコールは”Panda Panda Panda”と”Giga Dance”。アンコール込みで1時間ちょっとで、持ち時間はエビ中とほぼ同じ。

Deerhoofは音源とライブの印象が全然違うし、同じ曲でもライブによってアレンジが変わったりするので、毎回飽きません。曲に入るときにカウントをほとんど入れず、アイコンタクトだけでばっちりイントロから合わせるあのチームワークに感心しきりでした。変だけど親しみやすい曲、演奏も圧倒的で見た目もかっこいい。ほんとに惚れ惚れする大好きなバンドです。また次の来日も行く。

以下、記憶を辿って書いたセットリスト。中盤は曲順・曲目あやふやです。

  1. Wrong Time Capsule
  2. The Perfect Me
  3. Buck And Judy
  4. The Tears Of Music And Love
  5. The Eyebright Bugler
  6. Snoopy Waves
  7. The Trouble with Candyhands
  8. There’s That Grin
  9. Flower
  10. We Do Parties
  11. Fete d’Adieu
  12. I Did Crimes for You
  13. Chatterboxes
  14. Fresh Born
  15. Dummy Discards A Heart
  16. Breakup Songs

(アンコール)

  1. Panda Panda Panda
  2. Giga Dance

と、こんな感じで終わってみれば2組ともけっこう楽しめましたが(できればDeerhoofの持ち時間をもっと多めにしてほしかったけど)、やはりこのブッキングどうなの?という疑問は消えず。アイドルと組み合わせるのはいいとしても、数多のアイドルの中でなぜエビ中だったのか?最初から大手芸能事務所がバックについてたグループでなく、Deerhoofと同じくインディーズのグループを選ばなかったのはなぜ?といろいろ気になりました。どうしてもこの2組でやりたい!という企画ではなく、最初にエビ中ありきで話が進んでいたのでは?と勝手に想像しています。あと、今回のイベントを受けて、集客目当てに来日アーティストにそこそこ人気のあるアイドルを当てる、という手法が広まるのだけは堪忍してほしい。なんか最近サブカル系アイドルが増えてきて、フェスにアイドルが出ることも多くなってるけど、やっぱりアイドルはアイドルだと思うし、ファン層もちょっと違う感じがする。見られる回数が限られる来日アーティストとアイドルの2マン企画とかやっても、企画者含む一部の人が盛り上がってるだけで、双方のファンにとって損になる気がするんですけどねえ…。

Related posts

コメント 停止中

sidebar_start