HMV渋谷

閉店間際でインストアイベントラッシュのHMV渋谷3Fにて非常階段を見る。同時刻に2FではHALCALIがライブをやってました。

14:00開始ということで、まあ15分くらい前に行けばいいかと13:45頃会場に着いたらすでにかなりの混雑。なんとか潜り込めましたが、ほどなくして入場規制とのアナウンスが。みんなノイズ好きすぎだろ。で、時間通りにライブが始まるも、ステージも何もないところにPA設置して演奏してるもんだから、後ろの方からだから全く何も見えない(あとで確認したら、JOJO広重、JUNKO、Incapacitantsの2人の4人がいたらしい)。インキャパ風のピギャーというハーシュノイズと、女性の金切り声が混じった音でしたが、やはりインストアイベントということで音量は小さめで、ちょっと物足りず。途中でPAが飛んだらしく、後半はさらに小さい音になってました。前の方のお客は相当沸いてましたが、正直ライブとしてはかなり不完全燃焼。まあタダだし、土曜午後のセンター街でこんなイベントにぎゅうぎゅうに人が集まって雑音にワーキャー歓声を上げているという異様な光景に立ち会えたことは貴重だったと思いました。

思いのほか非常階段が終わるのが早かったので帰り際にHALCALIもちょっと見れた。「今夜はブギーバック」やってた。かわいらしいステージでしたがやっぱこっちも音小さかった。あと客の数は明らかに非常階段の方が多かった。

HMVの日本第1号店だったという渋谷店の閉店はけっこう大きなニュースとなっていますが、僕はこの店自体に思い入れはないので正直あまり感慨はないです。高校生時代に栄や名古屋駅でCDを買い始めた頃、HMVは輸入盤が高かったのでもっぱらタワレコ派だったし、就職して関東に引っ越してからも大型店舗はほぼ渋谷のタワレコのみしか行ってなくて、渋谷店以外でもHMVで買い物をした記憶はほとんどないです。あと渋谷系もリアルタイムじゃなかったし。

まあでも、音楽ビジネスの転換期の象徴としては考えさせられる件です。今のCDが売れる額は最盛期の半分近いらしいのです。もちろんiTunes Storeや着うたなどのダウンロード販売がカウントされてないので、実際はもうちょい多いのでしょうけど、音源販売というビジネスの規模が縮小してるのは間違いなさそうです。

前に高校時代の同級生と食事したときに、「最近はほとんどCD買ってないな。だいたいYouTubeから音だけ引っこ抜いてiPodに入れてる」って言ってて、高校時代はバンド組んだりしてて平均以上に音楽に興味を持っていたはずの人が、今の時代はそんなこというのか…とたいそうショックを受けました。僕はYouTubeは音質が悪いのであくまで試聴用で、気に入ったアーティストがいればCD買ったりするので、みんなそうするものかと思ってましたが、その話を聞いたのを機に、実は世間はそこまで求めてなくてYouTube程度の低音質でも「聴けりゃいい」んじゃないかと思うようになってしまいました。前はCD買うか借りる以外に選択肢がなかったからみんなCD買ってただけで、ほかにもいろいろと娯楽が増えて音楽ばっかにお金かけられない人が増えてきて、なおかつネットでいつでも手軽に無料で新譜が聴ける時代、CDが売れなくなるのは当然だし、たぶん今後ももっと売れなくなるんでしょう。

僕はたぶん今後も音楽を好んで聴き続けるとは思うんだけど、そういう流れをそこまでネガティブには考えてなくて、どっかで下げ止まるはずだと思ってます。昔見たいにミリオンヒットなんてのはめったに出なくなるけど、昔よりも様々な種類の音楽が広く少しずつ売れて、総量としては昔と変わらない、という感じになるんじゃないかなーと。奥田民生も昔雑誌のインタビューで「1人で100万枚じゃなくて、10人で10万枚ずつ売れた方がいい」みたいな意味のことを言ってた気がする。

しかしそうやって考えると宇多田ヒカルが800万枚売ったのって嘘みたいにすごいな…。

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