[突然段ボール結成30周年記念ライブ] @CLUB GOODMAN

グンジョーガクレヨン / PANICSMILE / 大文字 / 突然段ボール


突然段ボール結成30周年記念イベント。お客の年齢層が高めでした。バンドのセッティング中には突然段ボール蔦木俊二さんのMCもありました。

[グンジョーガクレヨン]

まずはグンジョーガクレヨンから。ギター、ベース、キーボード、ドラムの4人組。突然段ボールと同じくらいキャリアの長いバンドらしい。彼らの音に触れるのは今回が初めてでしたが、いや、びびった。僕の親よりも年上と思われるおじさま方が繰り出すのは、異様にアバンギャルドでとんがった音でした。全く持ってつかみどころのない散発的ノイズの連続、と言った感じ。得体の知れないすごみを感じさせるバンドでした。とくにギターの人の動きがきもかっこよかった。グンジョーガクレヨンを見て、僕の知らないだけで日本にはまだまだすごい人がたくさんいるのだなあと思い知らされました。日本は広い。

[PANICSMILE]

続いて見慣れたパニスマ。新しいアルバムの曲を中心に、3rdや5thの曲をちょこっとやってました。吉田さんのギターとやっさんのベースの音がちょっと小さかったような気がする(というか、ジェイソンのギターがでかかったのかも)。でも相変わらずよかったです。いつもは変な音楽に感じるパニスマが、先のグンジョーガクレヨンと比べるとさわやかで若々しい感じに聴こえました。「パニスマは結成15年なので、まだまだ突然段ボールの半分の年です」と謙遜まじりの吉田さんのMCもありました。あと、フロアの最前列で座り込んで退屈そうにしてるお客(どうも大文字目当てだったっぽい)に「すいません、あと1曲で終わりますんで」と言ってたのが面白かったです。

[大文字]

ホッピー神山(key)、吉田達也(dr)、ナスノミツル(b)の3人組。ホッピーさんによれば「インプロでプログレをやる」ユニットだそう。確かにそんな感じでした。インプロの割には、抽象的になりすぎず、曲として聴ける感じになってので、退屈せず楽しく見れました。ホッピーさんが「このバンドは年に3回くらいしかライブをやらないんだけど、それくらいの少なさがお互いの手の内がわからなくていい。普通のバンドはライブを重ねてコンビネーションが生まれてかっこよくなるけど、このバンドは違う」みたいなことを言ってたのが印象的でした。

 

ここで、セッティング中の突段蔦木さんに代わり、パニスマの吉田さんと石橋さんが幕間のMCをやってました。突段とパニスマの関わりをいろいろ語っていました。亡くなった蔦木栄一さんが入院中に病院でライブをやったという話がよかった。

[突然ダンボール]

そしてトリの突然段ボールの演奏。冒頭に「今日は新しいアルバムの曲をCDの曲順通りに全部やります」と宣言し、「純粋で率直な思い出」収録曲をすべてやっていました。アルバムの曲をやり終わった後は昔の曲等を3曲くらいやって、アンコールで1曲やっておしまい。変な歌と変な歌詞、ノイジーなギター、やる気の無いコーラス、全てが個性的なバンドです。30年も一貫して変でオリジナリティーにあふれた音楽をやってきたということはやはりすごいと思います。そして、ベテランバンドにもかかわらず新曲中心のセットでやっちゃうところがアグレッシブ。日本アンダーグラウンド界では珍しいとっつきやすいポップさがあるところがまた魅力的です。それから、エフェクターやシールドを全てハードオフで購入すると言う庶民派っぷりも素敵。音楽雑誌はこぞって突段特集を組むとよいと思いました。深谷ロックフェスも行きたくなって来た。

振り返ると、僕が突然段ボールの音楽に初めて触れたのは2001年にHeadache Soundsのコンピ「Strange Circus」を買ったときでした。当時はBOATやPANICSMILE、ロレッタセコハンがお気に入りで、突段に関しては正直そこまで好きではありませんでした。それからしばらくして、去年秋葉のグッドマンで突段のライブ初体験。生で見て以来じわじわと突段のことが気になり始め、今回の30周年記念イベントに参加するに至ったわけです。っていうか30年って僕が生まれる前からやってるわけだからね。前にパニスマ吉田さんの日記で突然段ボールがイカ天に出たときの映像が紹介されてたんだけど、このとき既に結成12年目。頭がさがります。

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